「事例に学ぶ 建築リスク入門」を読む

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日本建築学会編 「事例に学ぶ 建築リスク入門」を読みました。
はしがきによると、リスクの語源は、ギリシャ語では『海面の下に潜む岩礁』、アラビア語では『明日への糧』、
イタリア語では『勇気を持ってやってみる』、など様々あるということです。
本書によると、「リスクとは、ある行動に伴う、望ましくない出来事が起こる可能性と結果(被害の大きさ)」
ということです。
後半部分に、木造住宅の耐震改修に関することや、既存不適格建築物の地震リスク評価について
興味深いことが書かれていました。

通常、耐震診断では、建築基準法レベルぎりぎりで建てられた家の評点を1.0とし、評点が1.0を超えていれば、
一応安全、1.0未満だと、倒壊の恐れがある、という判定になります。
この本によると、確率論的にいえば、評点が1.0あったとしても、12%の確率で、実際の耐震性能が、
評点0.5の可能性があるということです。
この12%の確率がリスクです。耐震診断をやっていると、腑に落ちます。
反対に、評点が0.7であっても、実際の耐震性能が、評点1.0以上ということもありえます。

この本によると、「建物の安全性は、『余力』と『ばらつきの評価』を抜きにしては正しく判断することは
できません。」とあります。
納得できました!

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