田治見宏著「建築振動学」を読む

田治見宏著「建築振動学」を読みました。
1965年に、初版が発行されています。
限界耐力計算を理解するために読みました。
以前、兵庫県三木市にあるE‐ディフェンスへ、伝統的構法検討委員会の実験を見学に行った時、
委員長の鈴木先生が、震動台の上に載っている試験体を説明された時、伝統的な建築物において、
補強を強くしすぎることは良くない旨を言われていて、あまりピンとこなかったことが頭の隅に
引っかかていました。
この本の第6章『構造物の弾塑性振動』に、「・・・外力に対し降伏強度が非常に高いときは、あまり
弾塑性履歴を示さず、したがって履歴減衰が小さくて共振振幅は大きいが、降伏強度を低くしていくと
履歴減衰が増大して共振振幅が減少してくる。しかし、それには限度があって、ある一定の降伏度より
さらに低くすると、逆に急に共振振幅が増大するのである。・・・」と、ありました。

強すぎず、弱すぎず、ちょうどよい塩梅があるということですが、また少し建築振動が理解できた
ような?気がします!

壁量計算や許容応力度計算は、建物の構造特性を剛性のみで評価しますが、限界耐力計算では、
等価剛性と等価粘性減衰定数で評価します。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック