テーマ:建築散歩

『耐震木造技術の近現代史』を読む

西澤英和 著「耐震木造技術の近現代史」を読みました。 400ページあまりの大部ですが、歴史の視点から木構造や伝統構法を読み解く面白さがあると思います。 それに加えて、図面も豊富で、構造の細部にわたって読み解くことができます。 明治維新以降、和風木造と洋風木造の融合が試行錯誤で行われていたことがわかります。 ただ現在の…
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福山城湯殿の耐震性

福山城の耐震診断結果が福山市から発表されました。 福山城は、その大部分が戦災で焼失しており、昭和41年に天守閣、月見櫓、湯殿が再建され、昭和48年に 鏡櫓が再建されました。 天守閣は鉄骨鉄筋コンクリート造、月見櫓と鏡櫓は鉄筋コンクリート造、湯殿は木造です。 熊本地震の熊本城の被災をうけて、今後の活用を検討する上で、耐震診…
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登録文化財申請  絵様を比べる

坂出市にある正蓮寺の一連の建物の登録文化財申請を、グループで行っています。 私の担当は、山門と鐘楼と経堂です。 山門は一連の建物の中で一番古いと言われていますが、建築年代がわかる資料は残されていません。 大学の先生によると、水引虹梁の絵様から、17世紀末から18世紀初めの元禄前後と推測されるそうです。 先…
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本瓦土葺き屋根の単位重量を計る

耐震診断をするために、本瓦土葺き屋根の単位重量を計ってもらいます。 こちらで見当をつけた値は、瓦120kg/㎡、土50kg/㎡、棟大150kg/m、棟中100kg/m、棟小50kg/mです。 正直根拠はなく、いわゆる勘ですが、果たして、どの程度当たるでしょうか? 計測結果は、瓦115kg/㎡、土…
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高梁の家 完成!

高梁の家が完成しました。 準防火地域で、周辺の家はどの家も日当たりが悪いのですが、この家は高梁旧市内では珍しく?日当たりも 眺めも抜群です! 小さいながらも、建具の開け閉めで開放感のある家になりました! 一部の建具には、彩色することで、部屋の雰囲気を変えています。 …
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福山城湯殿へ行く

福山の城跡公園にある湯殿へ行って来ました。 石碑によると、もともと伏見城内にあった建物を移築したもので、国宝に指定されていたそうですが、 昭和21年に戦災で消失した、とあります。 昭和41年に復元されたとありますが、市役所によると当時は図面が残っていなかったということなので、 歴史的価値があるかは、不明です。 とはいえ…
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高梁の家 上棟

高梁の家が上棟しました。 場所は、住宅が密集している準防火地域ですが、南北に接する敷地に家が建っておらず、1階も日当たり良く、 2階からは、甍の波と山並みが望めます。予想以上に、快適に暮らせそうです。 柱と梁は杉、2階床梁に米松を使っています。 構造的にも、満足のいくものになりました。
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東寺へ行く

東寺へ行って来ました。 国宝・五重塔の初層内部が特別公開されています。 日本で一番高い五重塔ですが、中も広く、入ってみると、初層自体が小さめな内陣のようです。 内部は、全面にわたって極彩色で装飾されていますが、今は色あせて、往時が偲ばれます。 国宝の金堂も重文の講堂も、すべてがでかすぎて、感覚が正直ピンときませんでした。…
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秦の郷の麻佐岐神社へ初詣

元日に、総社市の秦の郷(ハタノサト)にある、麻佐岐神社へ初詣に行って来ました。 秦の郷は、国道180号線を北へ市街地を抜けて、高梁川沿いに行った対岸にある、正木山一帯です。 麻佐岐神社は、正木山(381m)山頂付近にあります。 去年4月、ここで行なわれた正木山トレイルマラソンに参加しました。 娘が山歩きをしたいというので…
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『精密診断1の家』 完了!

岡山県で精密診断の補助金申請が第1号の家の耐震補強が終り、無事完了検査合格しました。 精密診断1による補強計画申請を通して、評価委員とのやり取りの中で、納得のいく補強ができたと思います。 熊本地震関連の本を読むと、この建物と同様な既存主屋に2階建てが増築され一体になった家屋の、 倒壊の報告がありました。 補強のポ…
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『夕景の見える家』1年点検

高松市屋島にある『夕景の見える家』の1年点検に、行って来ました。 庭も完成して、周囲の雰囲気にすっかり溶け込んでいます。 今の季節は、夕景よりも、コの字プランの中庭に朝日が差し込む時の眺望がすばらしいそうです。 1年点検は、多少ドキドキ感がありますが、家の中も綺麗に住まわれていて、うれしかったです。
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耐震改修完了

耐震改修が完了しました。 1枚目の写真は、外付けホールダウン金物です。 普通金物は、壁の中に入れて見せないようにしますが、この場合、壁の中に土壁があり、土壁も耐震要素 なので、土壁を傷めないよう外付けにしました。 2枚目の写真は、基礎の補強です。 掃出し窓の左側の壁を補強しましたが、このままだと既存の基礎は壊れ…
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平成28年度登録有形文化財修理関係者等講習会へ行く

平成28年度登録有形文化財修理関係者等講習会に、徳島県三好市へ行って来ました。 この講習会は、文化庁の主催で年1回開催されます。(来年は、富山県高岡市です。) 三好市は、四国のヘソに位置し、祖谷のかずら橋、大歩危小歩危の渓谷、池田町やその周辺の町並みなど 見所満載です。 二泊三日の長丁場でしたが、全国からの参加者との交流…
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香川文化遺産保全技術者養成講座へ行く

香川文化遺産保全技術者養成講座へ行って来ました。 私は、岡山県に住んでいますが、縁!あって、わざわざ高松へ行って、研修を受けています。 今日は、高松市内にある民家園の四国村で、「伝統的木造民家の構法」というテーマで、名古屋工業大学 大学院教授の麓先生の座学と民家調査の見学講義がありました。 麓先生は、伝統的構法検証委員会の委員だ…
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明王院五重塔と長福寺三重塔へ行く

連休に、福山市にある明王院五重塔と美作市にある長福寺三重塔へ行って来ました。 別の日にそれぞれ行ったのですが、兄弟のようによく似ているなあ、と感じました。 場所は、広島県と岡山県なので、もしや棟梁は同じ人では、と思いましたが、建築年代は、西暦1348年と1285年 で、63年の差があるので可能性はありません。 ひょっ…
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「伝統木造建築を読み解く」を読む

村田健一著「伝統木造建築を読み解く」を読みました。 伝統木造寺院建築の構造に興味のある人にお勧めです。 伝統建築の構造を理解するのに、読み解くという言葉が、本当にぴったりだと思います。 例えば、屋根面を支える部材に垂木(タルキ)がありますが、伝統建築では、地垂木(ジダルキ)、飛檐垂木 (ヒエンダルキ)、化粧垂木、野垂木(…
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因島の旧三圧小学校へ行く

広島県尾道市の因島にある、旧三圧小学校へ行って来ました。 三圧小学校は、昨年閉校になったそうで、現在解体の入札が行われているということです。 一部に木造校舎があり、大林宣彦監督の映画のロケに使われたこともあるそうです。 いろいろな経緯があって、絶体絶命のピンチの中、地域の若い人達が中心になって、木造校舎の保存活動を され…
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「五重塔はなぜ倒れないか」を読む

上田 篤 編「五重塔はなぜ倒れないか」を読みました。 阪神淡路大震災後に、編纂された本です。 振動台実験などが行われる前の時代に、書かれたものなので、五重塔の不倒神話を解読するという意味で 読むには、少し内容が古いと思いますが、木塔の歴史や構造の変遷を通じて、伝統建築を理解することが できました。 特に様々な時代の五重塔の…
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旧遷喬尋常小学校の構造調査見学会へ行く

岡山県真庭市にある、旧遷喬尋常小学校の構造調査見学会へ行ってきました。 この建物は、平成2年(1990年)まで90年間近く、校舎として使用されました。 現在は、文化財として保存されていて、今後の活用を考える上での、構造調査のようです。 現在は、スレート(天然石)葺きの屋根ですが、当初は正方形の瓦が菱形の向きに葺かれてい…
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『夕景の見える家』 完成

高松の『夕景の見える家』が完成しました。 高台にあり、小上がりやデッキから見える景色に癒されます。 ケラバの出が、1.8mです。 高窓は、玄関、洗面所、厨房用です。 16畳の居間です。 小上がりは、食事室で、堀こたつに座卓を置いて、食事をします。 寝室にある…
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仁和寺観音堂の保存修理へ行く

建築研究協会主催の仁和寺観音堂の保存修理の見学会へ行って来ました。 重要文化財の仁和寺観音堂は、京都府により現在、半解体修理が行われています。 建築研究協会は、耐震診断と耐震補強を担当されています。 当日は、京都府の文化財保護課の職員の方と建築研究協会の構造解析担当者の方の説明がありました。 このたびの半解体は、屋根…
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重要文化財 井上家住宅 第2回現場公開へ行く

倉敷美観地区の重要文化財 井上家住宅主屋ほか4棟保存修理工事 第2回現場公開へ行って来ました。 井上家住宅は、倉敷最古の町家建築で、傷みが激しかったため、昨年12月より全解体工事が行われています。 このたび、主屋の上棟式が行われたそうです。 現場公開見学会は、文建協の担当者や棟梁から直接解説して頂き、大変有意義なものでした…
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庵治石の石切場へ行く

庵治石の石切場へ行って来ました。 庵治石は香川県の庵治町で採れる、御影石です。 高松の工事現場から車で15分位のところにあります。 道路沿いには、大規模な石屋さんが続く、まさに石の町です。 石切り場は、少し山に入ったところにありました。 石屋の社長さんの話では、まだこの奥に15社も石切場があるそうです。 このたび…
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部分耐震改修の現場

部分耐震改修の現場へ行って来ました。 部分耐震改修は、岡山県では昨年導入されました。 寝室を含む住宅の一部分(矩形)が、評点1.5以上あれば良いというものです。(通常は1.0以上) シェルターではありませんが、特に夜間や明け方の地震の被害を小さくする効果があると思います。 この現場は、部分改修とはいえ、100㎡以上あ…
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中間検査を考えた

木造住宅の中間検査合格証が送られてきました。 私の住む岡山県では、中間検査はありませんが、現場のある香川県では、中間検査があります。 中間検査は、基準法では規定されていませんので、県によって、条例で規定されています。 主に耐力壁や火打ち梁などの構造に関する検査でした。 検査を受けて思い出したのが、耐震診断の補助金制度の両…
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胡乱座に泊る

京都へ伝診協の会合と研修に行って来ました。 宿は、伝診協の会長推薦の胡乱座(ウロンザ)に泊りました。 胡乱座は、京町家作事組が初期のころに町家を再生して、宿泊所として使われています。 1泊3,000円という安さですが、安宿という感じではなく、心豊かに泊れます。 京町家作事組 編著「町家再生の技と知恵」という本を何回も…
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日本人はどのように建造物をつくってきたか『法隆寺』を読む

シリーズ「日本人はどのように建造物をつくってきたか」の『法隆寺 世界最古の木造建築』を読みました。 最後の法隆寺大工棟梁といわれた西岡常一と古建築の研究者とイラストレーターの3者による本です。 この本を読めば、法隆寺を設計できるのではないか!と思えるほどわかりやすい本です。 対象は、小学高学年以上ですが、内容は万人向けです…
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床下散歩-現地調査の発見2-

年末から引き続き、別棟の現地調査をやらせて頂いています。 昨日は、床下調査でした。 床下散歩といっても、2時間半のほふく前進時々後進なので、翌日は全身筋肉痛です。 半年前から、この日のためにジムへ通い始めたのですが、果たして、効果はあったのでしょうか! 床下に潜ってわかったことの1つは、基礎についてです。 別棟は外…
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龍之口八幡宮へ初詣

龍之口八幡宮へ初詣に行って来ました。 龍ノ口グリーンシャワーの森という公園の中にあり、公園全体が山なので、参道じたいが、ちょっとした 山歩きコースです。 参道も3つくらいあるようですが、駐車場の脇から登るコースは、山頂を経由して神社まで1.5kmくらいでした。 ご利益は別にして、新年早々気持ちの良い汗をかくことができまし…
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小屋裏散歩-現地調査の発見-

年末のこの1週間、古民家の現地調査をしました。 寒波の影響でかなり寒かったですが、さいわい岡山県南は雪の影響はなかったので、助かりました。 調査の目的の1つは、耐震診断です。 これから調査結果をまとめて、限界耐力計算で耐震診断、補強計画を行います。 果たしてどんな結果がでるか、興味深々です。 現地調査は、結構体力的…
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